2015年3月28日土曜日

付けて削ってやっと出来上がる、ケイティーのように...



「 行ったことのない散歩道だ… 」

というのがこの絵のタイトル



これは、もっとも私らしい絵だなー、と思う作品の1枚です。

意味も訳もなくて、ただ描きたいものを描いているシンプルな絵だけれど
何かストーリーが出来そうなカンジの絵...

というか...
『楽しんで描いている、私のその気持が出ている1枚』
だと思います。


どうもうまくいかなくて、嫌々描いていると
それはどんどん変なものになっていきます。
どんなに時間を掛けても、そういう時に描いた絵は
失敗に終わります。

逆に、うまくいく時は、さらりと絵が描けちゃいます。
この絵は、まさしくそういう1枚です。

私が絵を描きたくなるきっかけ、というのは本当におかしなもので

肘の曲げ具合が後ろから見ると面白いな

と思って、そこから描き出してどんどん広がって行ったり

いたずら描きしていたら、ちらりと面白い絵が出来て
そこからストーリーが始まったり

地下鉄の前に座っている人が気になって、スケッチしたら
それがキャラクターに育ってしまったり...


とにかく、そんなちょっとしたことがきっかけで絵を描き始めることが多い
そして、その場合だいたい私の好きな絵が出来上がるのです。


アートクラスの教室内で

テーマを与えられて、それで絵を描くと

「私こんなに下手なんだ...」

という絵がだいたい出来る!


これはトレーニングだから、イイ絵が描けなくてもよい
のかもしれないけれど、しかしそれにしても
笑っちゃう程 ” つまらない絵 ” になる。

やっぱり、遊びの中からでないと、ダメなのか???





私は、観たモノを写し取る様に上手には描くのがとても苦手

「観たものをそのまま描く」という訓練はモノを良く観察する
ということで、とても大切なトレーニングだと思うのだけれど
やっぱり、好きじゃない。
目と手が痛くなるし、肩も痛くなってしまう!
そして、楽しくない



私の絵の描き方が、どこからきたのか、よく判らないけれど
でも、確かなことは、学校の美術の時間だけからではない、ということ


学校はダメだ!

ということではなく

学校は無駄なことなく一番近道の良い方法を教えてくれる所だから
とてもありがたい場所だと思う。
私もある学校で、本当に素晴らしい先生と出会ったことで
もの凄く良い影響を受けたことがある。

学校に行くのはイイ手だと思う。
だけど、アートはやっぱり無駄と思えることを沢山経験して
それを削って削って出来上がって来る、と思うから

やっぱり学校だけじゃ,ダメなんだろうなーと、思うのです


色々なものを沢山観て,経験して沢山引き出しを持っていないとダメだ!


と、いうことはよくきくけれど、これって本当にそうだと思う。


先日、何処かで読んだのだけれど,イギリスのゴシップ記事を賑わす
ケイティープライスが、18歳から顔や身体に整形手術をしまくっていたけれど
ついに胸を元のサイズに戻したらしいのです、彼女は今そのサイズになって
とても落ち着くっていうことが書いてある、記事だった...

全然話違うようなんだけれど

無駄だな、と思うことを沢山観て、経験して、拾い集めて
そして、今度はその中で大事だと思うものを見つけ出す様に
いらないモノをそぎ落として、落としていったら...

きっとキラリとひかる、モノを見つけることが出来るのだろうな
と、思うのです。


写真でみるケイティープライスはいらないモノをそぎ落として
シックなメイクとドレスで、カッコ良くなった!

これからが本番
きっと彼女らしいステキな人生を見つける冒険が始まるのでしょう!