2015年2月4日水曜日

食わず嫌い






ダイルクロコダイル鍋を描きながら思ったこと



これは、ホーロー鍋を作っている会社へのプレゼン用に描いたシリーズ

残念ながら、ダイルがお鍋に!というのは、流れてしまいました。

でも、そのお話がなければ,決して、お鍋用にダイルクロコダイルを描く、
なんてことは無かったので、ちょっと面白い発見に繋がった。


日本では、お鍋に花柄の絵が付いていたりするのが、あるけれど
キッチン用具に、イラストが付いているものを、決して選ばない私にとって
この話がきた時には、驚いた!


ダイルクロコダイルをお鍋に...?


思ってもみなかったことだったから。

こんなの作っても売れないだろうなー
なんて思いながら、絵柄を考えて描いていました。

そして、もっと驚いたことは
描いているうちに、少し考えが変わってしまったこと!



「お鍋にダイル、結構カワイイかもしれない...」


*     *     *     *     *     *     *


食わず嫌い、というけれど


やってみたら,意外と出来た、良かった、好きだった

こんなことが、時々あるものです。


私も、ゴルフはつまらない,と思っていたけれどやってみたら
凄く好きになった、デジタルペインティングも、嫌いだと思っていたのに
始めたら,ハマっちゃった、ロンドンイーストが嫌いだと思っていたけれど
住んでみたら、とても良かった、ブログを毎日書くなんて、絶対に出来ないと
思っていたけれど、始めてみたらなんとか出来るようになった、
豆乳が大嫌いだと思っていたけれど、飲んでみたら嫌いじゃなかった
イギリスという国に対しても、私は食わず嫌いだった。

花の都パリが大好きだった私にとって
イギリスは暗くて、食べ物も美味しくないし、歩いている人がお洒落じゃない...

あまり暮らしたいとは思わない国、
華がない都、というイメージで凝り固まっていたのです。


その私が、縁があってイギリス人と結婚することになり
この国を知ることになる、すると

「あら、まあ〜 意外とイイじゃない!」ですって!

悪いイメージの裏側には、良い面が沢山隠れていたのです
こんなことも、あんなことも知らないでイギリスは嫌いッ
と言ってたなんて、失礼致しました!

私が思うには
パリが女だとしたら、ロンドンは男
そんな違いに気がついた私は
この男っぽいカッコイイ街がだんだん好きになってきたのです。

まずいと、思っていたイギリス料理だって
私の好物になっている!

知らない、ということはなんと愚かなことでしょう...


<知らなかったから> という理由だけで

好きじゃなかった
イイと思わなかった


なんともったいないことなのでしょう。


でも、よく考えると
食わず嫌いで避けていることって、とても多いように思う。


先ず、好きか、嫌いか判断する前に
そのことについて知らなければならない

こんな当然のことなのにそれをしないで

<多分そうだと思うから>って

「嫌い!」

と、言ってしまうことは

実に、もったいない!




そんなことを言いながら

「出来ない!」

と、決めつけていたことを
そろそろ、ちょっとやってみようかな〜?

なんて、思っています...

なんでしょう?

ックックックそれは秘密。


いつかまたの時にでも。