ちょっとした偶然が重なれば...
<同じカタチで違うもの>
というのがタイトル
この絵は、カフェに座っていた時に、見つけたシーン
ふっと気がついたら、
ランプシェードと、彼女のヘアーとカップ(逆さまにしたら)とが
全部同じカタチをしていて
なんだか、とっても面白くなっちゃって、ちょっとスケッチした絵
別に、どうってことないことなんだけれど、でも偶然に何かが揃ってしまって
一つのシーンの中で、それが響き合っているのを見つけると
なんだか、理由もなく、嬉しくなってしまうのです
同じカタチだけど、違う物
以前、ロンドンの地下鉄のエレベーターの中で
偶然同じ柄のジャケットを着ている人が
3人乗ってしまって、その中の一人が笑い出したら、皆が笑っちゃった
という、エレベーターの中の物語がありました。
その笑い出しちゃった一人は私の母だったのだけれど、
あれはなんだかとても愉快な出来事だった。
そうそう!この前路を歩いていたら、全く同じコートを着て歩いている
おばさん2人。
多分、一緒に
” イイわねー”
なんて言いながら同じコートを買って、
その日はうっかり取り決め(二人で会う日には絶対に着ない!)を忘れて
同じ物を着て来ちゃった
ということなのだろうな...と、思いながら、後ろを歩きながら
色々と想像してしまった。
でも、同じコートを着て歩くって、かなり異様なカンジでした。
偶然に、同じもの、という二つが重なるって、
急にその場の雰囲気を変えてしまう力が何かある、と思うなー
そういえば、前にこれは東京だったけれど、山手線に蝶々が乗車してきて
ふ〜わふ〜わと、車両の中を飛んでいたの。
その一匹の蝶々で、こんなにも電車の空気が変わってしまうんだ!
これこそ、インスタレーションだわっ!
なーんて、感動して観ていたけれど...
毎日の普通の世界に、実はふっとした小さな出来事で
それが、異様な世界、奇妙な世界、夢の世界を創り出しちゃうことがある
と、思うとやっぱり
電車の中でもしっかりと、目を開けて細かく色々観ないと
損しちゃうかもね!
さて、今日はこれから飛行機に乗って、東京です
数千メートル上空をふ〜わふ〜わとはいかないけれど
飛ぶ!
って、これもまた日常ではない世界
お楽しみお楽しみ...
じゃ、またね!
カオル