2014年12月11日木曜日

真似をすることって、ダメなの?


紙にアクリル絵の具で描いたこんな感じの絵を、
以前描いたことがあるのだけれど、

その絵を真似してiPadで描いてみたものが、この絵

ちょっといいかげんに描いたっていうこともあるけれど

これはiPad 今日の1枚の中の失敗作の一つかな?


失敗したことは、真似をしたからじゃなくて、
多分,気持も入っていなかったし、いいかげんにやったから?

そうなんだと思う。



真似する、っていうことは悪いことじゃないでしょ?

人は、みんな真似をしてなんでも上達していくのだからね

小学校に入ったら、一年生は先生の真似をして、

書いたり、読んだり、歌ったり、飛んだり、泳いだり...

外国語を学ぶ時だって、ネイティブの話し方を真似をして上達するし

ピアノを習う時も、お料理を習う時も、

洋服の着方だって、センスの良い人の真似をするし

美術館に行くと、よく巨匠の絵を真似て、描いて
絵の勉強をしている画学生を見ることがあるけれど
これも、とても良い方法だと思う




なんでも全て...

真似するということは、正道だし、なによりも上達の近道だと思うの。


でも、人の真似して...なんて、陰口を言われたりすることもあるじゃない


真似することって、いけないこと、というイメージがあるのは

どうしてなのでしょうね???



日本人は、改良することが凄く得意じゃない
真似をして造ったものに、改良を重ねていって最高のものへ造りかえていく

テクノロジーの発達は、まさに、改良

技術者は、オリジナルのエッセンスを盗んで、
それに新たなものを加えていくことで、オリジナルを越す技術力を身につける


音楽の世界でも、カバー曲の方が、抜群にカッコよくて、
オリジナルを越えている曲って、たまにあるけれど、

オリジナルからエッセンスを取り出して,
それを上手くアレンジしていくセンスの良さ!



つまりより良く改良されて、オリジナルを時には越える力って

結局は、オリジナルを創り出すと同じぐらい

改良する人の技術力や、センスの良さがあれば


「人の真似して!』っていう悪口は言われないのよね


お笑い芸人コロッケのモノ真似がヒットしたのも、

コロッケが、色々な人達の、そのちょっと気になるエッセンスを抜き取って、
それを彼のセンスでアレンジして創り上げていったから、
面白い物が出来上がった、

そして、それがコロッケのオリジナル作品になってしまう


つまり、ただ他の人の真似を、そっくりそのままするだけでは

それは小学校で先生の真似をする生徒のレベルだから

それで、仕事をしようとしては、ちょっとまずいんじゃないの?

っていうことなのね、きっと。


その人の独自のセンスがあって、
あるもののちょっとしたエッセンスをとって
アレンジして、アレンジしてアレンジしていけば...

いつか、それはその人の、オリジナルに昇華する


憧れる人をみつけて、その人の生き方をまねよ!


っていうことよく聞くけれど


憧れるって、まず第一歩
そして、それを真似る、というのが第二歩
改良する、第三歩
それからは、第何万歩まで、ずっとずっとずっと改良を続ける

そして、その憧れから

私のオリジナルが、誕生する!



っていうことなのかな?


それにしても...

もともとのオリジナルを創るその力に、



やっぱり憧れちゃうな〜





じゃ、またね

カオル